朝食抜きは駄目!の嘘。

学校が配布するプリント曰く、
『朝食を抜くと集中力、成績が低下する、そういう科学的データもある。皆さん朝食を食べましょう』
とのことらしい。
私は、食事に関する専門知識など持たないただの学生なので、これについて専門的に語ることは出来ません。ただ、私は理科好き、科学好きです。テストの点は兎に角。そういうヲタクな私が、あくまでも一般的な見識から、「朝食抜き=悪」の嘘を暴こう、そういう記事です。
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・・・さて、専門的な知識を使えない以上、私が使えるカードは少ない、というか殆ど一つとなってしまいます。そう、科学の大原則である、
「実験の際は、一つの条件だけを変えて、あとの条件は揃える」
です。これを厳守しないことには、科学なんて始りません。
というわけで、このカードを使って朝食云々の件を切っていきましょう。幸い、朝食のデータには、この辺について詳しく書いてないので、色々想像することが出来ます。
  
例えば

  • 朝食を食べないと集中力が低下し、成績が低下する

→睡眠時間はそろえたのか*1、元々の成績はどうなのか、朝食なんて関係なく成績が落ちただけでは、体格等で差が出ることはないのか、朝食抜きといっても朝に水だけ飲む人とそうでない人がいるはずだが、それはどうなる
  
といった具合です。他にも色々思いつきはしますが、書くのが面倒なので省略。
本当は朝食が犯人じゃなくて、こういうのが犯人なのかもしれないわけです。勿論、朝食が犯人という事も考えられますが、逆に言えば、どれが犯人なのか、全く特定出来ない。
朝食抜きが悪いかどうか、というのは、こういう条件を全てそろえた上での実験を行って初めて分かる事であり、そういうところを適当にした実験で調べても、本当に犯人が朝食なのかは分からない訳です。
  
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何度も言いますが、私は専門知識を持ちません。ですから、上に書いたみたいな事は言えても、本当に朝食を抜くと、どうなるのか。というのは、私には分かりません。知る手段も持ちません。
ですから、私個人としてはこんないい加減なデータをベースに、小中学校で盛んに「朝食抜きは悪い!」という教育がされているという状況に、少しでも戦慄を覚えていただければ、十分で御座います。それを知って、どうするか。それは皆様にお任せします。
  
最後に、朝食なんて食べない私が、今日も健康に一日過ごせたことを添えて、この記事を終わりとさせていただきます。

*1:これかなり怪しい、『朝食を抜く→午前中ボー』ではなく、『睡眠不足→朝食を食べる暇がない、更に睡眠不足のせいで午前中ボー』なのでは?