ND16FA-6の使い心地など

YAMAHAのツイーターが逝きました。再生中にぷっつりと、糸が切れたように・・・というか、引き出し線の断線です。救命を試みましたが虚しく、お逝かれになられました。
そのまま呆然としていても音楽は鳴らないので、ロクに使わないまましまいこんでいたツイーターを代役に引っ張り出しました。
DYTON AUDIO ND16FA-6(小泉無線)
どーしてこんなの持ってるのかというと、昔DS-16というスピーカーを使ってて・・・それを買ったときに、高域が不足するだろうと読んで、st用途に買って置いたのです。高域不足は杞憂で、結局必要なかったのですが。
  
で、音質ですが、普通に使えます。色々求めたらキリがないのですが、逆にこれだけあれば、というラインをちゃんと満たしているのは凄い事だと思います。欲を言えばシャリつく癖して実在感が・・・まあ、普通に聴いたら気にならないレベル。
  
  
さて、このツイーターは直径1.5cmです。ヤマハのは、5.5cmありました。面積にして10倍以上、クロスオーバー周波数を変えないと苦しいかな・・・
我が家のスピーカーは2wayで、ウーハーは20cm平面スピーカー。本来は1kHzでクロスさせるべきウーハーです。今までは2kHzまで引っ張ってました。一方、今度のツイーターは、公称3.5kHz~なので、正直この二つは繋ぐべきではありません。間にスコーカーかませないと・・・
とはいえ、そんな便利な物はないので、こいつらでどうにかします。
ツイーターは、大振幅入れちゃ駄目な設計ですが、幸いといいますか、ウーハーはギリギリ4kHzまでは使えます。質は、グライコ弄りながら聴いた感じだと3kHzくらいまでは保たれています。ただし、シャリシャリがもさもさという音に聴こえるので、6kHzまでは使えないと思います。
結局、そういうわけでウーハーを4kHzからゆるやかに落とし、質の悪さはツイーターを被せて誤魔化す事にします。これでちゃんと鳴りました。
  
  
結論:ND16FA-6は良いツイーター。値段の10倍のパフォーマンスをしてくれる。
例えば、もし私が友人に「スピーカー作ってくれ」と依頼されたら、先述のDS-16を15kHzで軽く切ってND16FA-6を繋いで、まとめてバックロードホーンにぶち込みます。木の値段を勘定してもステレオ8000円で、市販品とはランクの違うスピーカーが出来ます。