陽だまりの彼女

願書出しに行った帰りに高尾駅で、表紙に惚れて購入。
はっきり言って評価し辛いです。読み終わった後に残るのは戸惑い?超展開過ぎね?
でも、作者の腕が相当なのは分かる。つか、こうも可愛いヒロインは書きたくても書けない。こんなにうざくなる恋愛物って凄い。かなり参考になる。
でもって、その腕前を持つ作者が超展開なんてヘマするとは思えない。
初めて読むタイプの小説で、ぶっちゃけ良く分かりません。車内でいい加減に読んだせいかもしれないので、もう一回読んでみます。それでも駄目なら、好きな奴兼ご主人様にでも読ませて、評価してもらいましょう。どちらにせよ、これはあいつも気に入りそうだ。

蛇足

それにしても解説が酷い。お前の涙は安すぎだといいたくなる。第一、最後の両親のシーンにあるのは、虚無感のケーキに乗ったあの銀色の砂糖細工だ。虚しさを中和するために少兵力を投入したら何とも言えないバランスになった、そういうシーン。泣くとこちゃう。
あと、一二三はやめて、小学生が使うテクだよそりゃ。

いっそ作者に解説を、と書き掛けてやめた。彼は語るべき事は語っている。解説をやらせるのは野暮だ。だから、真面目な小説には後書きがないのだ。